おひつについた臭いをすっきり取る方法
今回は、おひつの中にうっかりごはんを放置してしまった後の臭いの対処法についてお伝えします。
ごはんをおひつで保管するのはまる一日まで
わたしの使っている秋田杉のまげわっぱのおひつは、ごはんを一昼夜保存できるといわれています。
→おひつのある暮らし
→白木のおひつ、日々のお手入れ
が、先日まだ暑かったときにやってしまった。初めて。おひつの中でごはんをうっかりまる2日放置してしまったのです。
似たような秋田杉のおひつを販売するサイトに「ごはんが3日もつ」と書かれていたことを思い出し、「まる2日なら大丈夫かな?」と期待。でも、傷んではいなかったものの、ごはんからいつもと違うにおいが・・・。サトウのごはんを買いに走りましたよ。
放置したごはんのにおいは、若干納豆のようでもあり(ショック)残念だけれど処分。でももっと困ったことに、このにおいがおひつに残ってしまったのです(泣)
おひつのにおい取りには、お酢や緑茶がいいといわれます。特にごはんを入れっぱなしにしたにおいは緑茶が効果的だというので、2度試してみました。でも、多少においが薄くなった気もしたけれど、温かいごはんを入れるとまたあのにおいがうっすらと・・・。においに敏感なタイプなのでどうしても気になります。
古くなったごはんのにおいのもとは「枯草菌」?
クレンザーで洗っても、長いこと陰干ししても取れないそのにおい。その後も散々調べると、時間が経ったごはんから「枯草菌(こそうきん)」によるにおいが出るという情報を見つけました。枯草菌は土壌や枯草、ヒトの腸の中などに広く存在する菌で、悪いものではないそう。納豆菌もこの一種らしい。(→Wikipedia「枯草菌」)なんとサプリメントまでありました。
枯草菌はイネにも存在し、精米してもお米を研いでも多少は残る。1度煮沸したくらいでは除去できないため、炊いたご飯にも残り、時間が経つとそれが増殖することがあるというのです。しかも枯草菌のにおいは納豆に似ている、ともあったので、わが家のおひつのにおいもきっと枯草菌の仕業だろうと確信。
ではどうやって枯草菌を除菌するか。枯草菌って、菌のなかでもものすごく強いらしいのです。徹底的な除菌は難しいなんていう情報があちこちにあったのですが、実はわが家にある「次亜塩素酸水」で除去できるという情報も見つかったのです。(→備える.jp)厚生労働省などでも実験が行われ、次亜塩素酸水で枯草菌が検出されないまでになったデータが出ています(実験結果の出所は確認していませんが)。
使い方にとても気を付けていたおひつ。おひつに次亜塩素酸水を使うなんて聞いたことがないけれど、次亜塩素酸水はふきんやまな板の除菌にも普段使っている…これは、やるしかないでしょう。思い切って使いましたよ。
次亜塩素酸水でおひつを除菌
よくしみ込むように、乾いたおひつに200ppmに希釈した次亜塩素酸水をたっぷりスプレー。念入りに外側にも(笑)。5分ほどおいてたまった水を捨て、再度スプレー。しばらくしてから、今度は水をためて何度も取り替えながらよくすすいで乾燥させました。
すると、なんということでしょう。あんなに困っていたにおいがすっかり消えたのです!それに、心配していた次亜塩素酸水のにおいも全く残っていません。炊き立てごはんを入れたらいい香りで一安心。先日新米が届いたのですが、その前におひつのにおいが取れて本当によかった。
次亜塩素酸水での除菌、わが家のおひつの定期的なおひつのお手入れに加えちゃってもいいかも??次亜塩素酸水、侮れないです。
→次亜塩素酸水で家じゅうの除菌と消臭
それにしても、おひつのにおい取りに、どれだけ時間を使ったんだろう。。。
COMMENTS & TRACKBACKS
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ひええー!!
たった2日で(と思ってしまうずぼら人間ですみません)そんなことになってしまうのですか!!
いや~
やっぱりうっかりおひつ買わなくてよかったかも。
今の私では、まだまだ手ごわい敵かもしれません。
それにしても、次亜塩素酸水ってすごいですね。
ちょっとググったらいろいろなページが出てきて、これからばい菌がよけいに気になる季節だし、そちらから手を出してみようかなと思いました。
あらっ。みわこさん、そうきちゃいました?ざんねーん。
だけど、いいことばかり書いていたので、こういう面も知って書くことができてよかったです。
でも、おひつおいしいですよ!(笑)
次亜塩素酸水すごいですよね。除菌のパワーは強いのに扱いが怖くないのがうれしくて。
においはちょっとあるけど、塩素系漂白剤の強烈なにおいとは比べ物にならないですよ。
よかったら試してみてくださいね~。
(菌が消えるのが目に見えないのが残念だけど。)