言葉の捉え方は人それぞれだけれど、「丁寧に暮らす」って、素敵な響きだとわたしは思います。

わたしにとって「丁寧に暮らす」とは、慌ただしく過ぎていく忙しい日々の中でも季節の移ろいを感じたり、小さな幸せに気づいたり、少しでも自分のやりたいことをする時間を作ったり、心にゆとりを持って暮らすこと。

「丁寧な暮らし」は、何もわざわざ手間のかかるものを選ぶことでも、何でも手作りすることでもない、と思うのです。栗の渋皮煮を作って投稿したばかりだけど、そういうことじゃないってこと（笑）。

SNSなどで、いくらでもよその暮らし（それも特によい部分）が見えてしまう時代。手の込んだお料理を毎日作って、美しくセッティングしたテーブルの写真。こだわりの家具や雑貨で素敵に整えられた部屋の写真。好きな仕事で活躍してキラキラ輝いている姿…。

でも、人は人、自分は自分。人と自分を比べて同じようにできない自分に落ち込むのではなく、今の自分だからできるコトや、自分の持っているものに目を向けたい。

できないことがあったっていい。しんどい時は手抜きしたっていい。もっと自分をねぎらってあげていい。

人と比べることでなく、自分にとっての大切なことをちゃんとわかっていること。自分なりの目標に向けて、やるべきことを一つひとつこなしていくこと。これも「丁寧に暮らす」ということなんじゃないかな…と思っています。