米と米こうじ、好みの配合でアレンジする自家製甘酒の愉しみ


食欲のないときでも、冷蔵庫にあるとほっとするもの。
わが家にとって、そのひとつに甘酒があります。
甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるほど、栄養価の高い飲み物です。

目次

丸みのある、濃密な甘さ

独特の風味と砂糖の甘さが少し苦手だった、酒粕でできた甘酒。
その印象が変わったのは、初めて米と米こうじだけで作られた甘酒をいただいたときのことでした。
驚くほど甘いのに、砂糖の突き刺さるような甘さではなく、お米の芯から溶け出したような、丸みのある濃密な甘さです。
それ以来、家で甘酒を仕込むようになりました。

家族みなが好きなので常備しておきたいところですが、これがなかなか難しい。
作るには時間がかかり、休日でないと仕込めないうえ、作ってもあっという間になくなってしまうのです。

保温調理鍋「シャトルシェフ」が便利

甘酒は、炊いたおかゆに乾燥の米こうじを混ぜて、55~60℃を保ちながら8時間ほど発酵させて作ります。
わたしは温度管理のしやすいサーモスの保温調理鍋「シャトルシェフ」を使っています。


一度にたっぷり仕込めるのも、この鍋のいいところ。
途中で一度適温まで再加熱する必要はありますが、あとは時間がおいしくしてくれます。
おかゆも保温調理でできるので、作るハードルがぐっと下がります。


完成した甘酒は、そのままだとお米のつぶ感が残るので、わが家では、ハンドブレンダーやミキサーで軽く攪拌して、好みの状態に整えています。

温かくしてそのまま飲むのはもちろん、冷たくして水と氷を入れてもスッキリとしておいしい。牛乳や豆乳で割ったり、砂糖の代わりにスムージーに加えたりと、家族それぞれに、お気に入りの飲み方があります。

濃いめに仕込む甘酒のレシピ

水で割って楽しめるように、少し濃いめに仕上げるのがわが家の定番。
ここからは、その作り方をまとめておきます。

濃いめ甘酒レシピ シャトルシェフ使用

水や豆乳で割って楽しめるよう、濃いめに仕上げています。
計量はすべてキッチンスケールで行っています。

他の方法で保温する場合は、60℃以上にならないよう注意してください。

材料 

  • 米  200g
  • 水  800g
  • 乾燥米こうじ  300g

作り方

  1. おかゆを作る
    鍋に研いだ米と水を入れて火にかけ、やわらかいおかゆにする。
    シャトルシェフ使用の場合は、沸騰したら弱火にして7分加熱してから保温容器に入れ、45分保温する。
  2. おかゆを60℃程度まで冷ます。ここにほぐした米こうじを加えて全体をよく混ぜ、58~60℃になるよう調節する。(冷めていたら弱火にかける)
  3. 保温容器に入れて、4時間保温する。
  4. 鍋を弱火にかけ、よく混ぜながら60℃になるまで温める。再度保温容器に入れ、さらに4時間保温する。はじめよりもさらりとした状態に。味を見て十分甘ければ完成。
  5. 好みで、ミキサーにかけて滑らかにする。

好みの配合でアレンジできる

甘酒は、実は分量や時間が多少違っても、だいたいおいしく仕上がります。
わが家では濃いめに仕込むことが多いですが、そのときの気分や手元にある米こうじの量に合わせて調整しています。

水を少なくするとどろっと濃く仕上がり、麹を多めにすると甘みが強くなる。

アレンジする際は、だいたいこのくらいの幅で作るとバランスよく仕上がります。

  • お米  200g   
  • 水  800~1000g   
  • 乾燥米麹  300~400

※ 発酵時間は8時間から、長くても10時間くらいまで。

保存について

保存は、密閉容器に入れて冷蔵庫で5日ほど。
それ以上持たせたいときは、仕上げに火入れをすれば2~3週間は冷蔵保存できます。

火入れは、出来上がった甘酒を火にかけて、70℃以上10分間を目安に加熱します。
そうすると、発酵が止まり、甘さも安定します。

また、さらに冷凍すれば2か月は大丈夫。
ジップ付きの保存袋で平らにして冷凍しておけば、必要な分だけ折って使うことができます。
糖度が高いため完全には固まらない、扱いやすいのも嬉しいところ。

そのときの気分でアレンジしても、ちゃんとおいしく仕上がってくれる。
そんな甘酒のおおらかさも魅力の一つです。

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