2017年の記事ですが、モノを創るときの感覚は今と同じ。リライトして置いておきます。

作れそうなものは、できるだけ自分で作る。
子どものころから手を動かすことが好きで、それは今も変わらない。
わたしにとっては、習慣のように続いていること。
ただ、日々忙しくなると、どうしても後回しにしてしまう。
手を動かす時間は、なくても困るものではないからです。
特に子育てで忙しくなってからの時期は、気が付くとつい自分のやりたいことは後回しに。
でも、本当に好きなことを見つけていく子どもたちを隣で見ているうちに、自分もまた手を動かしたいと思うようになりました。
この日は、子どもたちが学校に出かけると、家にあった木の板で、板皿作りを開始。
クランプで板をテーブルにがっちり固定して、丸ノミでひたすら彫っていきます。

「多分桜だろう」と木に詳しい人に言われたこの木の板は、硬くてガリガリ削ると指が痛くなるほどだったけれど、
気がつくと、時間を忘れて彫り続けている。

持ちやすいよう、裏は縁だけ小刀で斜めに削って。
余計なことは頭になく、ただひたすら手を動かす。

クルミをつぶしてにじみ出てきた「クルミオイル」を塗り込んで仕上げ。
こうして、子どもたちが学校に行っている間に完成しました。

作家ものと比べたら、違いがあるのは当たり前。
でも、自分で手を動かして創ったものは、完成度とは別のところで手元に残っていきます。
同じように木で作ったカッティングボードやトレイ、昔陶芸教室に通って作ったうつわなども、大抵こうやって実際に使っていて、家族も喜んでくれています。
気がつくと、余計なことを考えずに無心で手を動かしている。
「創る」ことで、自分の中がすっと整っていく。
そんな感覚を、暮らしの中に置いておきたいと思っています。
