
先日、土鍋でごはんを炊いていることを書いたときに少し触れましたが、わが家では二年ちょっと前から、炊いたごはんはおひつに移すようにしています。
おひつを使うようになったきっかけは、夫が夜遅くに帰宅したころにはごはんがすっかり冷めていることが多く、ある日「炊飯器で炊いたごはんの方がおいしかった。また炊飯器を買おうよ。」と言われたこと。
わたしは念願だった「土鍋ごはん」に満足していたので、ごはんをおいしく冷まして保存できるという「おひつ」を導入することにしたのです。
柴田慶信商店の曲げわっぱのおひつ

調べれば調べるほど色々あるおひつ。散々迷った末に選んだのは、柴田慶信商店の秋田杉の曲げわっぱの無塗装のおひつです。
樹齢200年を超える天然の秋田杉の柾目材を用い、職人の勘で一つひとつ丁寧に作られた伝統工芸品。特に柴田さんのおひつは、山桜の皮で閉じられた部分が装飾的で美しく、このデザインが決め手になりました。
おひつでごはんがおいしくなる
ごはんが炊けたらおひつの内側をさっと濡らし、ふきんで拭いてから温かいごはんを移す。するとおひつがごはんの余分な水分を取ってくれて、べたつかず、ふっくらおいしく仕上がります。

特に使い始めた頃は杉の香りが強く、冷ましたごはんもいい香り。
お冷やごはんが好きな人はそのままでおいしく、温かいごはんが好きな人にはお茶碗によそって電子レンジで温めると、炊き立て以上においしく感じます。おひつごはんに夫も満足してくれたので、ほっとしたのでした。
炊き立てのごはんを食べられる日でも、少し早めに炊いておひつに移し、少しおいてから食べたいと思うほど、おひつごはんが気に入っています。
杉の調湿効果が、ごはんのおいしさを保つ
おひつごはんは夏場でもそのまま一昼夜は保存できるそうなので、ごはんは大抵多めに炊いておひつに移し、次の日も食べています。夜に炊いたごはんをおひつに入れて、それを次の朝お弁当に詰めてしまうことも。それでも余分な水分がないからか傷んだことはなく、かえって朝炊いたごはんよりもおいしいといわれます。
おひつごはんはおいしく便利。
それだけでなく、おひつを食卓に持っていけば、まるで旅館のような雰囲気になることもとても気に入っています。
おひつの手入れについては、こちらの記事に書いています。
→白木のおひつ、日々のお手入れ
※この記事は、公開当時の視点のまま、読みやすく再編集しています。
