
葉山の海辺に建つフレンチレストラン、ラ・マーレ。
以前、友人と訪れたときにすっかり気に入り、今度は家族と出かけてきました。
海を望むロケーション、建物の雰囲気、料理のおいしさ、そして心地よいサービス。そのすべてが揃っているところが、このレストランの魅力だと思います。

海辺に建つ瀟洒な洋館
海にせり出すように建つラ・マーレは、どこか古きよき時代の面影を残す、瀟洒な洋館。
今回食事をしたのは、建物の2階にあるレストランです。
白いクロスのかかったテーブルが並び、窓の向こうには海が広がっています。



素材の魅力を引き出す料理
ラ・マーレの料理は、地元の食材を取り入れながら、ひと皿ごとに工夫が凝らされています。

特に印象的だったのは、一つの素材を異なる調理法で仕立てた前菜。
生のままのもの、柔らかく火を入れたもの。それぞれの味わいや食感の違いを組み合わせることで、ひとつの料理が完成しています。素材の持つ魅力を、さまざまな角度から楽しませてくれる。そんな料理の組み立て方にも惹かれました。


料理についての説明も、とても丁寧。
使われている地元の食材や調理の工夫を聞いていると、目の前のひと皿がますます興味深いものになります。

一方、私がメインに選んだ仔羊のソテーは、他の料理に比べて少し豪快なひと皿でした。
食事の時間を楽しませてくれるサービス
お店の方も名物だとおっしゃるブイヤベース。
立派なロブスターをはじめ、魚介がたっぷり。旨みが凝縮した濃厚なスープは、香りも豊かで忘れられない美味しさです。
まずはストウブの鍋に入った状態でテーブルまで運ばれ、その後、ワゴンの上で美しく盛り付けてくれます。

さらに、鍋に残った魚介の旨みたっぷりのスープは、食事の後半に小さなリゾットに仕立てて提供してくれます。
ひとつの料理を、最後まで楽しめる嬉しいサービスです。
デザートも、好みのものを選ぶと、その場で盛り付けてくれます。

こうした昔ながらのレストランらしいサービスがありながら、堅苦しさを感じさせないところも気に入っています。
森戸大明神、秋の夕景
食事のあとは、森戸大明神へ。

境内は訪れる人も少なく、秋を感じる風の中を歩くのが気持ちのよい夕方でした。
海の方へ出ると、沖には鳥居と灯台が見えます。

特に印象的だったのは、夕暮れの海に浮かぶように見える鳥居。

刻々と変わる空と海の色の中に、小さな鳥居が静かに佇んでいました。
