
ずいぶん前から、大きな中華蒸篭を使っています。
10年ほど前、東京都台東区にある合羽橋道具街で購入した30㎝ある檜の蒸篭。日々の使用頻度はそこまで高くはありませんが、寒い季節やお客さんが見えるときなどに活躍して、だいぶ年季が入ってきました。
蒸篭は竹+杉のものが主流ですが、わが家のものは、竹+檜。ゆらゆらとあたたかな湯気とともに、檜の香りがほんのり。お風呂にいるような心地よさを感じます。
蒸篭をテーブルに運び蓋を取れば、湯気がふわっと上がり歓声も上がる。ゆっくり蒸した野菜やお肉は、うまみをしっかり閉じ込めてそれだけでおいしいけれど、湯気がそのおいしさをまた何割増しにもしてくれるのです。

小さな蒸篭なら普段使いにしても小回りが利きますが、30㎝もあるとそうもいきません。
でも、大きな蒸篭は中華蒸しパンや焼売を一度にたくさん蒸したり、大きめのさつまいもを蒸したりするのに便利。また皆で鍋料理を囲むようにテーブルの真ん中に蒸篭を出し、蒸した野菜や肉をポン酢などでいただくことも。
特にわが家では、蒸したての中華蒸しパンが大人気です。
使った後は大きな蒸篭一つ洗えば、油が跳ねたりという心配もなく、片づけが楽なのもいいところ。洗ってよく水気を切ったら、完全に乾くまで立てかけるなどして乾かしています。
本格的に寒い日が続くこの頃。この冬は、もっともっと蒸篭に活躍してもらおうと思います。
-歳月の栞-
この記事は当時の視点のまま
読みやすいように再編集しました。
